【出来るディフェンダーはどこまでも謙虚】バロンドール候補ファンダイクは黙って仕事をする男

スポーツ

世界最強の盾、カンナバーロ以来のディフェンダーでのバロンドール受賞候補など、リバプールの欧州制覇の最大の功労者と言われるオランダ代表ファンダイク。常に冷静かつ正確なそのプレースタイルから一体、その人柄はどのようなものか気になる所でしたが、言葉選びもクレバーで、正確な英語を使うという印象でした。会見の終わりにビールを持って帰るところに彼のくだけた”いい奴”感がにじみ出ています。

にわかサッカーファン
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会見の始めに、ビールをぐいっと飲むファンダイク。会見の終わりにしっかり残りのビールを持ち帰るファンダイク。個人的にはインタビュー動画のそこに注目して欲しいね。

にわかサッカーファン
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サッカー素人らしく、良いポイントに目を付けるね。そこにファンダイクの気さくな人柄が出ている気がする。

Virgil van Dijk Man Of The Match Press Conference – Tottenham 0-2 Liverpool – Champions League Final

遂にチャンピオンズリーグを制覇したリバプール。その試合後の記者会見ではファンダイクに今年のバロンドールも狙えるのでは?という質問が記者から出ます。そのプレースタイルさながら、まさのその質問が来ることを予測していたかのように、冷静に100%の回答をしたこのファンダイクのコメントを見てみましょう。

Youtubeの英語キャプションボタン

下記のYoutube画面の再生バーにある黄色い枠で囲まれたノートマークをクリックすると自動作成で英語のキャプションが付きます。 英語を聞き取るには非常に便利なツールです。

ファイナリストであろうとなかろうと、メッシが受賞にふさわしいと思う

↓のインタビュー動画は01:45から

Dijk: I think that Messi is the best player in the world. I think he deserves it as long as he plays. So the Ballon d`Or is not something I`m definitely thinking of. But if it happens by any chance and obviously I would take it. But I don`t think there is any case. He is the still best player in the world and it doesn`t matter if he is not in the Champions league final.

ファンダイク:自分はメッシが世界一のプレーヤーだと思っている。彼が現役でプレーし続けている限り、メッシは世界一に値するよ。だからバロンドール(※その年に欧州でも最も活躍した選手に贈られる最高の賞)は絶対に欲しいものではない。ひょっとすると自分の受賞があるかもしれないが、そうなったらもちろん受け取るよ。けど、そういう事はないと考えている。メッシはまだベストプレーヤーであり、彼がチャンピオンズリーグ決勝まで残らなかったというのは関係ないよ。

-by any chance ひょっとしたら

-he deserves it  彼はそれに値する

世界中のサッカーファンにとっては、メッシやロナウド以外のバロンドール受賞者が登場するのはある意味で喜ばしい事のように思います。そういう意味では、昨年のレアルマドリードのモドリッチがW杯特需もあり数年ぶりにメッシ・ロナウド以外の受賞者になりました。そしてここに来て、攻撃的選手以外つまりディフェンダーの受賞者であれば、サッカーファンはなおの事ウェルカムです。点を入れるという分かりやすい仕事ではなく、守備を締めるという大事な仕事がサッカーにおいては非常に重要です。しかしここ数年そんなバロンドール受賞者に値する選手は現れませんでした。このファンダイクの登場は世界中のサッカーファンが待ち望んだ世界最高選手がディフェンダーという現象なのだと思います。

その正確なロングフィードと同様に綺麗な英語を使うファンダイク

ファンダイクの英語を聞いて思ったことは、教科書に出てくるような正しい英語を使うなという印象でした。教科書と言っても大学入試の参考書に出てくるようなレベルのちょっと気の利いた英語です。オランダ人は非常に語学に堪能な人達として有名ですが、ファンダイクもその一人なのでしょう。クロップ監督のようにユーモアで笑いを取るようなコメントはしませんが、まじめで実直そうな彼の性格がコメントからも伺えます。

↓のインタビュー動画は05:51から

Journalist: Congratulations. What are you expecting from a victory parade in the city of Liverpool when you go through that experience ?

記者:優勝おめでとうございます。リバプールでの勝利を祝うパレードが行われると思いますが、どんな事を期待しますか?

Van Dijk: I`ll expect a lot from the parade and party tonight tomorrow. So it`s going to be a tough couple of two nights but I don`t care. I will just enjoy every bit of it. Hopefully, I will remember everything afterwards as well.

ファンダイク:明日のパレードや祝賀会が楽しみだよ。タフな2日間になると思うけど気にしない。すべての瞬間を楽しもうと思う。終わった後にちゃんと記憶がある事を願うよ。

-It`s going to be ~ ~になるだろう(is going to be はwillよりも確実性が高い)

-every bit of it どんな小さい事でも全て

-hopefully 願わくは

-afterward その後

選手のコメントは監督のように面白みがあるわけではありませんが、選手によって英語力に差があるのは見ていて感じられます。南米系の選手の場合、英語をあまり話せない選手は多いですが、欧州のトッププレーヤーになるとほとんどがファンダイクのように流暢に英語を話します。リバプールのクロップ監督も、チーム戦術を理解するためにも、英語はとにかく理解できるようになって欲しいと、新加入選手には必ず伝えるようです。

今やサッカーも頭を使うスポーツになり、言葉は要らないというのは過去の話になりました。日本人選手でも海外に出る選手の中で、言語が理解できる選手と理解できない選手の間では、はっきりと成功と失敗の明暗が分かれるようになってきたと感じます。

言語能力が高く、ゲーム理解能力が高く(俗に言われるサッカーIQが高く)、かつ傲慢にならずチームに貢献できるプレイヤー。一部のスーパーなエゴイスティックな選手を除いて、こういった優等生タイプのスーパープレイヤーが少しずつ欧州で増えて来たなというのが昨今のサッカーのトレンドです。

にわかサッカーファン
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ファンダイクの英語は何か綺麗な英語だよね。勢いで英語を話す感じじゃなくて、1つ1つ文法を考えながら使っている感じがするよ。

にわかサッカーファン
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オランダ人はその地理上・歴史上から世界でも有数な語学が堪能な民族と言われているんだ。ちなみにオランダ人は世界で1番、平均身長が高い国民とも言われているらしいよ。オランダの成人男性の平均身長は184cmでファンダイクは193cmだ。

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