【過小評価から否定できない存在へ】 NBA2019ドラフト全体2位指名 ジャー・モラントは華のある男

ja morant 入団会見 スポーツ
【2019NBAドラフト】ジャ・モラントはザイオンを超える注目選手
そろそろ、ジャ・モラントとザイオン・ウィリアムソン、どっちが2019年ドラフト1位で指名されるべきか決めとく? え、ジャ・モラント? 誰? ザイオンよりもすごい選手いるの? そんな声が聞こえてきました

2019年NBAドラフト全体指名2位でマレー州立大学のジャー・モラントがメンフィス・グリズリーズに入団しました。シャイな性格なのか八村塁よりも言葉は短く、記者泣かせにも見えましたが、逆にモラントを獲得できた地元メンフィスの喜びようが強く、彼らから気の利いた質問がいくつも出る内容でした。

NBAファン
NBAファン

ジャーモラントという選手は、プレーに華がある選手だね。何というか、お金を払ってでも見たくなるような選手だよ。

NBAファン歴20年
NBAファン歴20年

そうねぇ。アレン・アイバーソンみたいな雰囲気があるわね。

Youtubeの英語キャプションボタン

下記のYoutube画面の再生バーにある黄色い枠で囲まれたノートマークをクリックすると自動作成で英語のキャプションが付きます。 英語を聞き取るには非常に便利なツールです。

Ja Morant FULL Post-Draft Press Conference at FedExForum | Memphis Grizzlies

NBAで良く聞かれるfranchise player (フランチャイズ・プレーヤー)。このフランチャイズプレーヤーとは同一のチームの第一線で活躍し続ける選手の事を指します。もちろんNBAの各チームはドラフトで獲得した新人に対し、我がチームのフランチャイズプレーヤーに成長して貰うべく多額の投資をしているのです。

特に主力で活躍し続けてきた選手が他チームに移籍したばかりのチームにとっては、NBAの1巡目で指名した新人には多大な期待を抱きます。この新人こそがここ10年で私たちのチームを引っ張ってくれる存在になるのだと。メンフィス・グリズリーズがジャー・モラントに抱く期待はまさにこの種類の期待でした。これから10年はお前が主軸で行くんだぞ、という期待です。

チームのフランチャイズプレーヤー(生涯プレーヤー)になってもらうために

↓のインタビュー動画は03:18から

Journalist: My name is Anthony sane. Just want to say this to you. As long as you show love to the city, this city will show love back to you. I put out there first.

記者:アンソニーセインと言います。ジャーモラント。あなたにこれだけは伝えたい。あなたがこの街メンフィスに愛を示してくれる限り、この街もあなたに愛を返します。これだけはまず伝えたかったです。

-as long as ~ ~する限りは

この何気ない記者からジャー・モラントに対する一言は、これからずっと俺たちのチームにいてくれよ、というメッセージの入った言葉だと思います。直接はそんな野暮な事は言いませんが、フランチャイズプレーヤーに成長して、これからずっとこのチームを支えて欲しいという意味のこもった一言ではないでしょうか。

父親から受けた厳しいトレーニングの末にたどり着いた全体指名2位の快挙

↓のインタビュー動画は06:27から

Journalist: You worked out famously with your dad, jumping tires and all that business. Take us back to the time when you were going through with your dad and a little bit about how your dad gave up his career in order to help you?

記者:あなたが小さい時から、お父さんとバスケのトレーニングをしてきた事は有名な話ですよね。大きなタイヤの上をジャンプしたり、いろんなトレーニングをしてきました。その時の話に戻りたいんですが、あなたがお父さんとプロになるためにそういったトレーニングをしてきたと同時に、あなたのお父さんは自身がプロになるというキャリアの目標をあなたをサポートする事に専念するために断念したと聞きました。

work out 訓練する 練習する

gave up his career キャリアを諦めた

ジャー・モラントが父親とプロのバスケットボールプレーヤーになるべく厳しいトレーニングを積み重ねてきたのは有名な話です。NBAのドラフト会場でも、父親と共に涙する映像が流れていました。サッカー韓国代表のソンフンミンもそうですが、幼少の頃の父親の指導でその才能を開花するというのはたまに聞く話です。ジャーモラントの父親は息子に夢を託すために自身がプロになる夢は諦めたと報道されています。

Ja Morant: It has been tough. I`m at a young age. Jumping those tires wasn`t fun at all. I used to be kind of mad but obviously, it all paid off and like you said my dad had the opportunity to play professionally and turned it down to stay and raised me. And I mean last night was a big night for not only me and him but my family. We all achieved a dream last night.

ジャー・モラント:厳しいトレーニングの期間でした。自分も小さかったですし、そんな年頃でタイヤの上をジャンプし続けるのは全く楽しくなかった(笑)。そういったトレーニングに、しょっちゅうキレそうになっていましたが、今は明らかにそういったものが報われました。そしてあなたが言うように私の父はプロとしてプレーする機会もありましたがそれを断り、私をプレーヤーとして育てる事に注いでくれました。昨晩のドラフトは、私だけではなく、そして父だけでもなく、家族にとって大きな日でした。昨晩は私達全員で夢を叶えることができました。

-wasn`t fun at all まったく楽しくなかった

-used to be kind of mad かつてはよく怒っていた

-paid off  報われた 清算された

-opportunity 機会

-turned it down 拒否した 断った

-achieve 達成する  

ジョー・モラントの英語も実に中学や高校の教科書に出てくるような大事な表現を随所に使ってくれています。used to ~ (よく~している)なんてのは受験英語必須の項目です。turn down (断る)というのも実用的な動詞ですね。

バーベキューについてだけは訂正してくれ

Welcome to the team, Ja Morant

入団開始から地元ファンの期待を受け、既に愛されているのが分かるジャー・モラントですがその極めつけがある記者からのこんなユーモアあふれる質問です。やはり記者たるともこれくらいのユニークな質問ができてこそプロフェッショナル。明日の見出しの記事はこれで決まりだったでしょう。

↓のインタビュー動画は11:51から

Journalist: Ja, I want to give you this opportunity to maybe correct a mistake you made Wednesday in Brooklyn. You said that coming from South Carolina, that was the same barbecue(BBQ) as they have in Memphis. We Memphians love our BBQ so now that you`re here, an opportunity to maybe understand that that was no-no.

Ja Morant : I`m sorry.

記者:ジャー。この場であなたが水曜日のブルックリンで犯した間違いを訂正する機会を与えたいと思っているんです。あなたはサウスカロライナ州の出身ですから、メンフィスのバーべーキューもサウスカロライナのバーべーキューも同じだよと言っていました。私達メンフィス人は本当にバーべーキューを愛しているんです(笑)。ですから今日あなたはここメンフィスにいますから、”メンフィスのバーべーキューは別物だ”と自分が言ったことは間違いだったと理解してくれますか?

ジャー・モラント:それはすみませんでした(笑)

– correct a mistake 間違いを正す

NBAのドラフトを見ていると、地元ファンの熱量が凄いと感じます。愛するのは地元の自分のチームだけで、弱かろうが強かろうが、生涯そのチームを愛するというのが伝わってきます。このBBQのくだりも、実際にメンフィスではバーベキューが非常に大事な文化であり、その質は決して他の州のものと同じではなくて、ジャー・モラントにもそれをちゃんと理解して欲しいという事が伝わってきます。チームだけではなく、その地元の街にもしっかりと繋がって欲しいとい意図が、この記者の質問から伝わってくるのです。

NBAファン
NBAファン

せっかっくだから、選手と記者の間ではこう言ったユーモア溢れるやり取りが見たいよね。それには記者の選手に対する質問のレベルが大事になってくるよね。このグリズリーズファンの記者の質問は、それだけで完結するようなクスリと笑える質問だよ。

NBAファン歴20年
NBAファン歴20年

はっきり言って、日本のスポーツ記者のレベルはどうなのかしらね。質問自体が面白みがない真面目なものばかりか、ほとんど勉強していないのが分かるような質問が多い印象があるわよねぇ。

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