【その時、歴史は動いた。|八村塁NBAドラフト1巡目全体9位指名の入団記者会見】

八村塁 入団会見 スポーツ
八村塁のNBAドラフト9位指名は何が凄い? これだけは知っておきたい3つのポイント | 文春オンライン
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日本人初めてのNBAドラフト1巡目指名の偉業を成し遂げた八村塁。ドラフト翌日のワシントンウィザーズで行われた記者会見の動画です。新人らしからずとにかく落ち着いているとの一言です。

NBAファン
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”Rui Hachimura, Toyoma Japan !” この言葉は永遠に日本スポーツ史に残り続けるだろうね。

にわかNBAファン
にわかNBAファン

日本人がこのドラフト会場で名前をコールされるなんて、信じられない時代になったわねぇ。

Youtubeの英語キャプションボタン

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Rui Hachimura Introductory Press Conference

ここではウィザーズの球団副社長・ヘッドコーチ、そして八村塁の3者のコメントを見ていきたいと思います。特に球団の副社長がこのような公の場に出てくることは少ないので、NBAの球団においてドラフトというのがいかに重要視されているかが分かります。八村塁を1巡目でドラフトしたウィザーズは彼が大学1年生の時からマークし続けてきたそうです。その過程で彼の才能に疑問は抱かなくなったので、事前のトライアウトにも呼ばずに、今回の1巡目指名になったそうです。

NBAドラフトで日本人の名前がコールされたという快挙

↓のインタビュー動画は01:27から

VP: We were really really fortunate last night to be able to draft Rui Hachimura for our future, got much more clear and it`s much more successful despite having our franchise. I want to thank everybody that was involved in the process draft, the preparation to build our team. But first and for the most, we want to thank coach Brooks. He has been a fantastic partner through this entire process. I know it`s going to be possible to take him to the next level. We`re very excited to have you.

球団副社長: 昨晩は、この八村塁をドラフトする事が出来て本当に本当に幸運でした。ウィザーズの未来が更にクリアになり、また更なる未来の成功を手にする日でした。私達はフランチャイズプレーヤーを持っているにも関わらずです。このドラフトのプロジェクトに関わってくれた全ての人にここで感謝したいと思います。これは私たちのチームを作り上げるための大事な準備です。しかし、まず最初にブルックスコーチに感謝の意を述べたいです。彼はこのドラフトを通じて非常に素晴らしいパートナーでした。そしてコーチは八村塁を次の高いレベルに引き上げてくれるはずです。塁、君を獲得できて興奮しているよ。

-we were really fortunate 私たちは本当に幸運だった

-despite ~ ~にも関わらず

-was involved in ~ ~に関わった

-entire process 全体の過程

ウィザーズの副社長の話を聞くと、ドラフトというのがNBAのチームにとって非常に大きなプロジェクトなんだという事を実感させられます。八村塁の事も大学1年から3年間追い続けて彼を獲得する事に決めていたというのですから、長い時間と大金を費やしているプロジェクトなのです。どの選手をドラフトできるのかが、彼ら経営陣の評価になるわけですから、その意気込みたるや半端ではないでしょう。

コートを離れた時の八村塁の人柄を評価したコーチ

↓のインタビュー動画は02:27から

Coach : Obviously we`re very excited we worked hard for these last couple of months, and call me the staff collaborative group and we found a great player, a player that`s going to work extremely hard, playing that we are going to be very proud of how he conducts himself on the court and off the court I had conversations with coastal coach Hugh and I was trying to get him to say one bad thing about him and he could not do that.

コーチ:この数か月は明らかに興奮状態であり、ハードワークをした期間だった。いろんな人たちとも電話で話した。そして本当に素晴らしい選手、ものすごくハードワークができる選手を見つけたんだ。八村塁のコート上での振る舞い、そしてコートを離れた時の振る舞いに対して非常に感銘を受けている。彼の大学時代のコーチのヒューとも話したのですが、彼に塁の悪い所を教えてくれと頼んだんです。けど彼は塁に悪いところは何もないよ、という返事でした(笑)

– collaborative group 共働したグループ

-extremely 過度に 極端に

-how he conducts himself on the court

コートで彼がどのように振る舞うか

ウィザーズのブルックス監督が八村を評価している点として挙げたのが、彼の人間性でした。コート上でのプレーは勿論のこと、コートを離れた後でもその態度を高く評価しており、練習熱心で常に上のレベルを目指そうとするモチベーションの高い性格として受け止められています。また先に出た球団副社長は八村が大学でプレーしていた時から接触しており、八村塁は自分がウィザーズの副社長と知らずにでも、大変紳士的に接して貰えたという逸話も紹介していました。

NBA入りの本当の恩人は八村をしつこく誘い続けたチームメイト?

NBAコミッショナーのアダム・シルバーによってはじめて日本人としてNBAドラフトでその名前をコールされる事になった八村塁。おそらく今後、再び日本人の名前がこの会場でコールされることは2度とないかもしれません。

↓のインタビュー動画は09:21から

Rui Hachimura: I mean this is like a crazy story. When I started basketball, I played baseball before. When I started basketball, I was 13 years old. Then I went to practice and tryout things and I thought I didn`t actually want to play basketball. But one of my team mates and he was so annoying me and he wanted me to play basketball. And I was like No.. I don`t wanna play basketball. But he did it for two weeks straight every morning. He came up to me every morning and he said “it just come one time” and I was like OK. The coach junior high, he pointed me and you`re going to NBA. I had no idea, I didn`t know about what the NBA was. You know I was stupid, I believed it in him.

八村塁:本当にクレイジーな話なんです。バスケットボールを始めたのは13歳だったのですが、その前は野球をやっていたんです。バスケの練習に行って、トライアウトみたいな事をしたりしたんですが、本当はやりたくなかった(笑)その後チームメートの1人になる奴がいて、当時の彼には本当に困っていたんですが、私にバスケットボールをさせたがっていたんです。それでも、自分の気持ちはNoでした。けど彼は毎朝2週間続けて私を勧誘し続けたんです。”1回だけでいいから来いよ”と言われたので、それで分かったよという形でバスケを始めました。

八村塁:中学時代のコーチが、私に指をさして、”お前はNBAに行くんだぞ”そう言ったんです。訳が分かりませんでした。NBAについても知らなかったんです。けど私は馬鹿だったので、彼のその言葉を信じました。

-actually 実際は

-he was so annoying 彼は実に私を困らせた

-he pointed me 彼は私を指さした

– I had no idea 訳が分からなかった

– I was stupid 私はバカだった

八村塁はこの入団記者会見でバスケットボールを始めた時の話を質問されました。今となっては有名すぎる逸話になっていますが、八村に嫌がれるほどにしつこく誘い続けたチームメート、練習初日に八村に”お前はNBAに行くんだぞ”と予言のように告げたコーチ、彼らの存在がもし無ければ、この日、八村塁がこの会場でその名前をコールされることは無かったかもしれません。いくつもの偶然が重なったこの奇跡のような八村塁のシンデレラストーリーに、私たちが夢中になるのも頷けます。

NBAファン
NBAファン

こう八村選手のインタビューを聞くと、中学時代の人との出会いが凄く大切な物だったと後から振り返ると分かるね。八村選手をバスケに誘い続けたそのチームメイトがしつこい性格じゃなかったら、どうなっていた事か。。

にわかNBAファン
にわかNBAファン

八村選手の素質を確実に見抜いた中学生時代の監督。そしてその命令を受けて、確実に八村選手をバスケ部に勧誘した謎のチームメイトA君。NBAは彼らに報奨金を支払ってもいいくらいの働きをしたと思うわ。

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