【香港で急増する若者の自殺】ハイレベルに国が発展するほどに競争や責任は大きくなる幸せの矛盾

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急増する香港の学生自殺
めまぐるしく変わり続ける香港。今や、新築住宅の価格が世界一高い大都市になった。経済的な豊かさを最優先する観念から、競争は激しくなるいっぽうだ。そんな中、学生の自殺率が急上昇している。2013~16年のあいだに、71名の学生が自ら命を絶った。昨年だけでも、5日間に学生4人が自殺した計算であり、更に今年に入ってからも状況は...

現在は中国に対する大規模デモでニュースになっている香港ですが、若者の自殺が問題になっているようです。

アジアの国々の中でも、シンガポールや東京のような有数の経済都市である香港ですが、経済的な豊かさを求める学歴に対する競争も激しく、少しでも良い大学に入るために若者はしのぎを削っているようです。大学入試や勉強に対するプレッシャーやストレスに潰される若者も多く、その結果として自殺を選ぶ者も増えているようです。

Saving Hong Kong's Suicidal And Depressed Students | Champions For Change | CNA Insider

In Hong Kong, 1 young person is lost to suicide every 9.3 days. And for every death, about 50 attempts are made. But 32-year-old Jamie Chiu, a former sufferer of depression and anxiety in her teens is determined to change that statistic with tools that can detect early depression signs for hospitals and schools to reach out to at-risk students before they attempt suicide.

香港では、9.3日ごとに1人の若者が自殺で命を落としています。全ての1つ1つの自殺の背後には50件もの自殺未遂があるとされています。

32歳のジェイミーチューは10代の頃に自身も鬱病と不安で苦しんできました。そして彼女は、実際に若者が自殺を試みる前に 、病院に掛るべきような早期の鬱病になりかけている学生を見つけるためのITツールを開発し、この自殺率の統計を変えようと決心します。

attempt 試みる

determine to ~ ~するのを決心する

detect  検知する 探し出す

reach out  探し出す  接触する

このコメントはyahooニュースの何かの記事のコメントとして付いていたものですが、先進国と言われる国々ではなぜ自殺率が高いのかを考えるヒントになるものだと思います。

“ハイレベルに発展した国ではどこでもストレスがつきものです。ストレスフリーな生活とは原始生活に近くなっていくものです。発展すれば発展するほどレベルの高い競争や責務を負う事になります。それに耐えられる人ばかりではないという事です。ケアを受けようと思っても、それが知られると「弱い人間」と思われるリスクを考えてしまうのです。”

日本のように経済的に豊かとされている先進国では、学歴や仕事を含めて、レベルの高い競争というものが起きるようになり、個人個人に要求される責任も大きくなります。経済的な豊かさの代わりに、同時に大きなストレスを受ける事になるといのは皮肉な話ですが、実際に今の社会はそうなっている気がします。

ストレスフリーと言われる社会はどちらかと言えば、国が発展する前のような原始的な時代に近い社会。日本で言えば高度経済成長などする前の戦前の昭和時代が、実は人間としては一番幸せな時代だったのかもしれません。

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