【不遇の時代を乗り越えて掴んだベスト8 スコットランド戦後のリーチマイケル インタビュー】”アジアの国を代表して、日本を代表して、そしてティア2の国を代表してベスト8は闘う。”

スポーツ

人格。人間性。言葉の重み。

言葉で言うのは簡単なこの言葉の重みに、昨晩のワールドカップラグビーでベスト8を決めたリーチマイケルのインタビューでひしひしと感じました。

日本全体を包むような熱狂の中で、チームジャパンの1人1人の選手が私達のヒーローのように見えている下駄は考慮してもなお、このベスト8の偉業の中で、地に足のついたキャプテンのインタビューに、この日本ラグビーチームの品格の高さと言いますか、ラグビーというスポーツの謙虚さをベースにしつつ他者を思いやる気持ち、そしてリーチマイケルという男の人生に対する姿勢、そのすべてを感じ取れるはずです。

Michael Leitch discusses an emotional win and victory for Japan

Michael Leitch: I just want to say thank you for turning up tonight. You know it`s a tough time moment for the typhoon. I would like to say thank you that this game made happen tonight. And everyone who is suffering from the typhoon, this game is all for you, guys.

リーチマイケル: 今晩、試合を行ってくれたことにまずは感謝したいです。台風で被害に合った方々にとっては厳しい時だと思います。その中でも、今日の試合を実現してくれた事に感謝します。そして台風で被害に合われた方々、今日のゲームは皆さんのものです。

Interviewer: It just seemed to use the wave of emotion to really use it as inspiration. Did you feel the crowd up it?

インタビュアー: 今日のゲームでは、感情のうねりのようなものを味方にしたように思います。この大観衆のサポートを試合中に感じましたか?

turn up  現れる 生じる

suffer from  苦しむ

inspiration 直感

crowd 群衆 人々

Michael Leitch: The crowd was best for us. Today was just more than just the game for us. Talking about this game, that`s just happening, it is true. Thank you for that made this game happen again. I had those out to all the people suffering at the moment for the typhoon.

リーチマイケル: 今日のサポーターは本当に素晴らしかったです。今日の試合はただの1試合ではありませんでした。今日のゲームで、とうとう私達はやりました。今日のゲームを開催してくれたことに感謝します。台風で被害にあわれた方々のために戦いました。

Interviewer: How proud were you of your 23 soldiers out there tonight represent?

インタビュアー: 今日共に闘った23人の戦士を代表して、あなた達が成し遂げた事を誇りに思いますか?

Michael Leitch: Incredible proud. From the very start, we played with the heart. Today was nothing abut skill, it was about emotion ann physicality and we showed that today.

リーチマイケル: とても誇りに思います。ゲームの最初から、気持ちで闘いました。今日は技術ではなく、感情やぶつかり合いの試合でした。チームはそれを示せていたと思います。

Interviewer: Could not stand seeing any bit of good luck for the Cup quarter-final, Michael Leitch, congratulations!

インタビュアー: 次の準々決勝の試合、ジャパンチームの検討を願わずにはいられません。リーチマイケル、おめでとうございました。

Michael Leitch: Thank you very much. We are representing Asia, we are representing Japan, we are representing Tier 2, so everything in the next couple of games.

リーチマイケル: ありがとうございます。私達はアジアの国を、そして日本を、そしてティア2の国々(ランキング中位カテゴリーの国々)を代表しています。全てを次の試合に注ぎます。

could not stand ~ing   ~するのが待ちきれない

represent   代表する

このスコットランド戦後にリーチマイケルが語った言葉は、主に2つでした。

・このような状況の中で、何とか今日の試合を開催してくれた事に対する、全ての人々に対する敬意と感謝。

・台風で被害に逢われた方々への気遣いと、今日のゲームは皆さんのためにあるという事

以上の2つのみです。

もちろん、このスコットランド戦の内容についても語っていますが、何よりこのキャプテンが伝えたかった事は、自分たちのこの勝利がより多くの犠牲の上で成り立っているものであり、その犠牲を払ってくれた人がいたからこそ、という視点をしっかりと忘れていないという点です。

誰かが言っていましたが、こういう状況の中でスポーツ選手が良く使う

”勇気を与えられたらなと・・”という上から与える姿勢ではなく、

プロップの稲垣が言っていたような

”元気を取り戻して貰えれば・・”という同じ目線での態度です。

とにかく、日本ラグビー代表は最高だと言いたかっただけです。

最後にリーチがこう言いました。我々は日本を代表しているし、アジアを代表しているし、そしてティア2(ラグビーの階級制度であり、ティア2はランク中位の国)を代表していると。

決勝トーナメントでは、全てのティア2以下の国々が、日本以外すべてになりますがいかにティア1の国々をまたしても喰うのか、世界中が期待しているはずです。

オールブラックスはベスト8のどこでカパオパンゴを発動するか

さて、日本にとっては完全に未知の領域に入ってしまった決勝トーナメントですが、ここからはもう超競合国しか残っておらず、彼ら自身もここからが、やるかやらるかの死闘の始まりである事は熟知しているはずです。

ここで1つ注目は、そんなティア1クラスのチームの中でも頭が1つ抜けているオールブラックスのカパオパンゴ(特別なゲームでしか使わない試合前のハカ)をどこで出してくるかという事です。

今回の日本大会では初戦の南アフリカ戦でしかまだ出していません。

New Zealand's first Haka at Rugby World Cup 2019

2015年のイングランド大会では、準々決勝のフランス戦と決勝のオーストラリア戦でカパオパンゴを発動。そのまま優勝しています。

Fearsome All Blacks haka – Rugby World Cup 2015 final v Australia

オールブラックスがベスト8初戦のアイルランド戦でカパオパンゴをやれば、それはすなわち、アイルランドを死力を費やして潰す相手と認めた事になり、逆に通常のハカを行えば、アイルランドにとっては”舐めやがって。”という気持ちになり、逆にハートに火を付ける展開になりそうです。

タイトルとURLをコピーしました